労働力人口減少や要求水準の上昇……
負担が増すモノづくりの現場に、
新たなテクノロジーが求められている。
昨今、労働力人口の減少や運用コストの抑制、求められる品質レベルの上昇など、モノづくりの現場に対するニーズが多様化してきています。これらに応えるためには、現在の生産性を抜本的に見直すことが欠かせない状況です。そして生産性の向上を推進するための糸口は、データの活用にあります。製造現場に潜む「宝の山」とも言える無数のデータを、いかに効率よく集め、分析し、実際の製造工程に還元できるか。今、モノづくりの現場は新しい局面を迎えています。
製造現場におけるDXを推進し、
人は、より「創造的な仕事」へ。
キーエンスは、多種多様なセンサと接続して重要なデータを一元管理することができる商品を提供しています。たとえば自動車の製造においては、数万個を超える部品を組み立てる工程のデータをリアルタイムに収集し、製造プロセスを最適化するスマートファクトリー化を支援。生産の効率化と競争力向上に寄与しています。こうしたDX(※)の推進により、人の負担を減らし、モノづくりに携わる「人」が人でなければなし得ない創造的な仕事に専念できる環境を生み出しています。
※DX:Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)の略プログラマブルロジックコントローラ(PLC)+ 各種センサ
280種類以上のセンサと接続可能な制御装置(PLC)。あらゆる工程のデータを収集し、予知保全(※)を行うことで工場の稼働率を支える。また、PLCによって集められたデータをもとに、複数の工場を連携させて物流を最適化するなど、製造業の生産性を大幅に向上させることを可能にしている。
※予知保全:工場内の機械や設備の不具合や故障を予知し、機械や設備が常に最適な状態であるように監視・管理すること。