社員を知る
災害時もコロナ禍も部品を調達キーエンスは諦めない
INTERVIEW #16
KAZUYA KITAMURA

QUESTION 01 自己紹介
北村 和也SCM職(調達) 入社7年目
神奈川県出身。チームで勝利を目指す醍醐味に魅せられ、小学校2年から大学3年まで13年間野球に打ち込む。ポジションはピッチャー。大学時代は法学部で、所属していた六大学野球連盟では理事を務めた。現在は1児のパパとして子どもと過ごす時間が最高の癒し。
※ 内容は取材当時のものです

QUESTION 02 仕事内容
仕入れ先と関係性を築き必要な部品を調達
資材管理グループはキーエンス商品の製造に必要な部品を調達する部署です。私は主に半導体や電子部品を担当し、国内外を問わずQCD(品質、価格、納期)のバランスを見ながら最適な発注先を検討・選定することで商品の当日出荷と高付加価値に貢献しています。商品によっては同じ種類の部品を30年使うこともあるため、部品メーカーや商社などの仕入先と密にコミュニケーションを図り、Win-Winの関係性を築くことを重視しています。

QUESTION 03 忘れられないエピソード
台風にもコロナ禍にも負けず当日出荷を維持
入社1年目に台風の影響で基板の材料が入手できず、多数の機種で当日出荷が危ぶまれました。基板はモノづくりのベースであり当時は「変更しないモノ」でしたが、先輩たちは当日出荷を死守するため400~500点もの代替案を検討。その姿にキーエンスの諦めない姿勢を学びました。翌年はコロナ禍となり各国でロックダウンが発生。さらなる危機が訪れましたが、前年の経験を活かして複数の部署と連携し部品を調達。当日出荷を維持しました。

QUESTION 04 仕事で大切にしていること
疑問と本質への理解が改善案を生む
なぜ、何のためにこの仕事をしているのかを意識し、事象の本質を理解するよう心掛けています。これは業務の改善と効率化を図る上でも大切なことで、「なぜこの業務が必要なのか、もっと簡単にできないだろうか」といった疑問が浮かばなければ改善案は生まれません。業務量が多いのなら自動化できる工程を考えて実現する。そうすれば商談や工場見学に時間を割けます。「なぜ」と問い、本質を理解することで改善につながるのです。

QUESTION 05 キーエンスで実現したいこと
時代の変化に対応しサプライヤーの期待に応えたい
考え方や環境の変化によって私が入社してからの短期間でも資材管理に関する社内外システムは大きく変化しました。発注方法や受発注書のデータやり取り(EDI)の改修をはじめ新しいシステムやロジックを生み業務効率化を進めています。キーエンスの売上が毎年15%伸びているということはサプライヤーの売上も15%伸びているということ。サプライヤーの期待に応えるためにも時代の変化に柔軟に対応し、改善案を出していきたいです。

QUESTION 06 就活生へのメッセージ
合理的でメリハリがある間違いなく働きやすい職場
私も入社前は不安でしたが、入社後に先輩から丁寧に指導していただく中でその不安は徐々に消えていきました。キーエンスは合理的な社風なので仕事を進める上での判断基準が明確です。オン・オフのメリハリもはっきりしているので働きやすい職場でもあります。就活中に会う社員を見て、話し、会社や仕事へのイメージを掴んでください。

ONE DAY SCHEDULE
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8:30発注業務。必要な日に必要な量を購入できるよう仕入先と調整し、キーエンス全商品で使う半導体と電子部品をカバー。
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10:30納期の確認・調整。早く調達すると在庫になり、遅いと製造ラインが停止する。ちょうど良い時期を見極める。
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13:00施策関連の打合せ。部品メーカーや代理店から収集した情報をもとに手配方法などを検討。市況感を考慮し先手を打つ。
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15:00仕入先と商談。関係性を構築・発展させるのが資材管理業務の根幹。相手の立場で考えることを忘れない。
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17:00残件対応。多様な部品が同時並行で動くためタスク管理が大切。時には海外のサプライヤーと会うために海外出張も。