PERSONALITY
努力し目標を達成する。
その積み重ねで高みを目指せる環境が、
私の志向にマッチした。
私は元来、「努力し頑張って目標を達成する」ことが好き。その原点は、小学生の時のサッカーでの体験です。チームでフォワードを任されていた私は、「もっとたくさんのゴールを決めたい!」という思いから、来る日も来る日もシュート練習に没頭。日々の練習メニューをこなすだけではなく、ときにはコーチに積極的にアドバイスを求めて居残り練習することも。そして、翌年の市大会では念願の得点王になったのです。挑戦し頑張ること、そのことで開ける世界があること。そんなワクワクする気持ちを実感できた成功体験が、以降の自分のさまざまなモチベーションに。就活の軸を「成長できる・専門性が磨ける・努力し突破したことで得られるものが大きい」としたのも、そんな体験があったからです。
この軸に当てはまる企業の中でも、キーエンスに大きな魅力を感じた理由は、世界初・業界初にこだわる技術レベルの高さ、合理的でフラットな社風が際立っていたこと。また、開発職の方から、自分の意見を持っていれば企画から量産まで幅広い業務に携われると聞き、面白そうだなと直感しました。その直感は大正解。入社後から今に至るまで、キーエンスは私の志向にマッチしていると実感しています。
WORK
入社半年で重要な仕事を担当。
大きな壁に挑んだ先にあるものとは。
スマートフォンなどの商品の小型化に伴い、その製造装置に設置するセンサにも小型化が求められています。しかし、実現には大きな課題がありました。それは「小型化と高精度のトレードオフ」。その解決のキーとなる受光素子の選定と回路設計・アルゴリズムの検討を、入社半年で任されたのです。受光素子・回路・アルゴリズムをまとめて最適化すれば、互いの長所を活かし短所を補うことで、個別に設計しては到達できない高い性能を引き出すことができる。一人に任せられる仕事の範囲が広い、キーエンスならではの挑戦的なミッション。「よし、やってやる!」と奮い立ちました。
「高品質の素子は、精度は上がるがコストが高い」「アルゴリズムを工夫できないか」。先輩と議論を重ね、実験を繰り返しました。しかし、目標性能到達の目途が立ったと思った時、大きな壁が! 試作品の回路がノイズの影響を受けてしまったのです。「これでは商品にならない……」。設計変更の検討と同時に、回路以外の構造やメカの設計担当も含め、チーム一丸となって目の前の問題に向き合いました。「ノイズシールドを入れては?」「静電気で壊れやすいから絶縁して守らないと」。一つずつ評価をしながら原因を潰す日々。しかし、この苦しい中でも「絶対に諦めない、必ず実現させるんだ」という熱い思いを、私自身もチームも失っていませんでした。
開発チームの突破力や
人材の厚みに触れ、
キーエンスの強さの秘密を体感。
チームの力を結集させ、「測定器並みの精度を体積比1/10の超小型センサで実現する」という当初の目標をまったく妥協せず実現できました。まさに「世界初」の商品を生み出せたのです。新商品の発売時には全国の営業担当向けに新商品発表会があるのですが、その場でも「すごい!」と大反響でした。さらに、「これでA社の課題を解決できるね」などと具体的な売り先もどんどん挙げてくださって……。開発途中で「こんなに小さくして本当に需要があるのか?」という思いがよぎったこともあったので、余計に嬉しかったですね。そしてこの開発を通して改めて思い知ったのが、開発メンバーとのチームプレーによる突破力、さらにチーム外の方々までもが垣根を超えてサポートに入る人的ネットワークの厚み。そこにはお客様のために本気で考え抜き、夢中になって結果を追求するこだわりと、オープンでフラットに議論できる風土があります。
4年目の今は、次の商品開発の真っ只中。どうすればお客様にとって使い勝手がより良い商品になるのか、営業担当にとってお客様にPRしやすい商品になるのか、お客様や営業担当の視点を想像しつつ、開発中の商品に接しています。そして発売後は「江守さんが担当したからこんなに進化した」と評価されることを夢みて、ワクワクしながら開発に取り組んでいます。
※業界初の機能を持つ、精度・サイズともに業界最強クラスのCMOSレーザセンサ『LR-Xシリーズ』のこと。詳しくは
「https://www.keyence.co.jp/products/sensor/photoelectric/lr-x/index_pr.jsp」
を参照。
量産化を担当した社員インタビュー「橋本 悠希」もぜひご一読を。