PERSONALITY
現状に満足することなく、
「改善」を続けることで、
人の役に立つ仕事を生みだす。
以前勤めていた職場には、会社都合の理不尽や意義を感じにくい慣例的な業務が多々あり、自分の思い描いていた働き方を実践することが難しいと感じて、転職を決意。業務における「現状」に満足するのではなく、改善し続けられる環境で「人の役に立つ仕事」がしたいという想いを軸に、転職先を探していました。
転職活動中に参加したキーエンスの説明会では、人事の方が「気づきをどんどん発信して、現状の改善につなげてください」と話していたことが印象的で、ここでなら「人のために役立つ仕事をしたい」という想いを叶えられそうだ、と思いました。働き出して驚いたのは、「前からこうなので」という機械的な引き継ぎが一切ないこと。これは、どんな業務もただ単にこなすのではなく、個人の気づきをもとに改善していこう、という風土が根付いているからこその特徴です。一般的な会社だと、仕事に対して「もっとこうしたい」と思っていても、実際に業務を変えることは難しい場合もあると思うのですが、キーエンスでは、そういった想いを発信することが文化となっていて、発信による改善に効果が見込めるのであれば、どんな意見も歓迎される風土が根付いています。こういった当社独自の風土には、入社13年目を迎える今も魅力を感じ続けていますね。


WORK
深く向き合い、自ら動く。
その姿勢が問題解決の種となる、
新鮮な「気づき」を生んでいく。
総務は、社員が一生懸命働ける環境を整える部署。平たく言えば、社員の困りごとを解決する“縁の下の力持ち”のような存在です。ただ、本社共通部門である総務で長く働いていると現状の制度や環境を常識と捉えてしまい、潜在的な問題に気づけなくなることも。だからこそ「ちょっと相談なんだけど」という声には、できるだけ深く耳を傾けるようにしています。相談事をもちかけてくれた社員はきっと、「この人ならなんとかしてくれる」と思って頼ってくれているはずですし、その期待に応えるためには「当たり前」に捉われた表面上の問題解決ではなく、相談事の奥深くにある“根本的な原因”の改善が必要であるはず。そういった意識を常に持って、小さな相談でも深く深く掘り下げていくのが、私のモットーです。
また、受け身で相談に乗るだけでなく情報を自ら集めることも大切だな、と思っています。例えば、営業所を直接訪問して現場の困りごとをヒアリングする時間をもうけた時のこと。そのなかで、必要備品の発注ルールが不明瞭なままずっと運用されており、社員を悩ませていたことが判明したんです。私はすぐにこの情報を部署内に共有し、長い間慣習となっていた発注フローの改善に挑戦。自ら情報を集めに行ったからこそ、新鮮な「気づき」を得て業務を改善できた良い事例となりました。
物事を深く見つめる視点と能動的な姿勢で、「気づき」を得ること。そしてこの「気づき」をもとに行動を起こし、実際に改善につなげること。こういった意識を大切に、今後はキーエンス本社の総務として、困りごと解決の目線を海外現地法人の業務にまで広げていくことが目標です。海外には、私が見つけられていない「現場の困りごと」がまだまだあるはずですから、それらを改善していくことに今から熱意を燃やしています。

ママになった今も、成長の連続。
挑戦し、改善し続ける姿勢で、
若手メンバーに希望を与えたい。
入社して10年以上経ちますが、いまだに日々成長を感じながら働いています。実は時短で復職したことも、新たな成長のきっかけになったんです。現在も育休前と変わらず責任ある仕事を任せてもらっていますし、周囲のメンバーも育児との両立に理解を示してくれていますが、時短勤務ですので仕事に掛けられる時間は必然的に以前より減っています。そういった状況で、いかに業務を効率化するための「気づき」を見つけていくか。それを育休復帰後の新しいミッションとして、取り組んでいる最中です。仕事を棚卸して、私でなければできない仕事と、人に任せられる仕事を仕分けしたり、アウトソーシングを検討したり……。なんとなく、ではなく明確な理由を持ち、メリット・デメリットを比較した上で本質的な判断を下す。そんなキーエンスの風土の中で培ってきたスキルを活かして、楽しみながら業務改善に取り組めています。ママになってからも、入社時に思い描いていた「現状に満足せず、改善を続ける姿勢」を維持できていて、嬉しいですね。
どうすればより良い方向に向かえるか。この「改善意識」を全ての社員が常に持ち、変化することを厭わないのがキーエンスの魅力。本質的に必要な改善を次々と進めていくような風土があるからこそ、私も仕事と育児を両立しながら、挑戦的にパフォーマンスを上げていけるのだと思います。これからも挑戦し、改善する姿勢で業務に向き合って、「育休復帰後も活躍している姿」を後輩に見せていきたいですね。もちろん仕事だけでなく、育児を思い切り楽しむことも大切です。仕事に全力投球している分、退勤後や休日は育児にゆったり向き合える。メリハリのある今の環境が、私にはとても合っています。




能動的な問題解決を続け、
全社員が最高のパフォーマンスを出せる
業務環境をつくりあげていく。